札幌のラベンダー

「ファーム富田のラベンダー」の札幌版です。札幌のラベンダーと富良野のラベンダーを比較すると、規模・種類・行楽度などどれをとっても遠く及びませんが、札幌在住者に取って一番のメリットは手軽さです。特に百合が原公園やさとらんどの近くに住んでいる方は公園散歩のついでにラベンダー見学ができます。

(1)ラベンダー発祥の地 記念碑

札幌市南区南沢の南沢神社脇の道路に、「ラベンダー発祥の地」の記念碑があり、その回りにラベンダーが植えられています。
この道は定山渓方面に行くとき良く使っているのですが、 この時期に当たらなかったのでしょうか、今まで存在さえ知りませんでした。
・札幌市南区南沢地区のページに「ラベンダー発祥の地 記念碑」のことが載っています。
左後方が南沢神社、2007/7/6 Canon Power Shot A700 ラベンダー全体図、2007/7/6 Canon Power Shot A700

Googleマップ

 
 
※メイン道路の脇にラベンダーが植えられているので、直ぐ分かります。駐車は道路脇に一時的駐車スペースあるので、そこに停めるといいでしょう。
※特に西区・手稲区にお住まいの方は盤渓−小林峠のコースがお勧めです。参考ページ:「札幌から山道を通って定山渓へ
 

(2) 東海大学のラベンダー

日本におけるラベンダー栽培のルーツが札幌市南区南沢にあるとのこと。この地域にキャンパスがある北海道東海大学では「ラベンダーキャンパス化計画」を進め、今ではキャンパス内に 沢山のラベンダーが咲いています。
この指導に当たられたのが、富良野ファーム富田代表の富田忠雄さん。
学内方面のラベンダー、2007/7/13 Canon Power Shot A700 道路方面のラベンダー、2007/7/13 Canon Power Shot A700
ラベンダー見学をする時は受付で「氏名、人数、どこから来たか、何で知ったか」のアンケートに答える必要があります。

そのとき、左のようなパンフレットと右のような絵葉書を1枚貰えます。
 
 

Googleマップ

 
※「ラベンダー発祥の地 記念碑」と同じコース上にありますが、大学の建物は目立つので、直ぐ分かります。
※ キャンパス内への車両乗り入れは出来ないが、学生駐車場に置いてもいいとのこと。または写真右上に見えるセブン・イレブンにちょっと置かせてもうらと良いでしょう。
※北海道東海大学の駐車場案内ページ
 

(3) 百合が原公園のラベンダー

札幌の公園で一番良く行く公園がこの百合が原公園。この時期、公園内を散歩していると、あちこちでラベンダーに出合います。この公園には様々な花が咲いていますが、下の写真の様に、花壇の縁にラベンダーが使われている事が多い。
遊び場近くのラベンダー、2006/7/15 Canon PowerShot A700 サイロ近くのラベンダー、2006/7/25 Canon PowerShot A700

Googleマップ

 
※近くまで行くと案内板が完備しているので、それに従って行けば問題ありません。
※駐車場は3箇所。何れも無料ですが、土日で混み合う時期は入り口と出口が専用になる駐車場があります。
 

(4) さとらんどのラベンダー

さとらんど開園当初は目を楽しませてくれる物は少なかったが、最近は花の種類も増えて来たので、大人の散歩にもいい所です。土日も駐車代が無料になったので、行き易くなりました。ここのラベンダーは雪祭り会場の近くに植えられています。
斜面片側のラベンダー、2006/7/25 Canon PowerShot A700 もう一方の斜面から、2006/7/25 Canon PowerShot A700

Googleマップ

 
※札幌新道、空港通りとも「さとらんど」の案内板があるので、それに従って行けばいいでしょう。
※無料駐車場は正面入り口付近以外にも何箇所か有りますが、通常は正面入り口の駐車場で事足ります。
 

(5) 幌見峠のラベンダー

幌見峠にもラベンダーが咲いているとの情報を得たので、早速行って見たが、あまり良く無かった。あれから3年が経っているので今はもっと整備されている事でしょう。遠くに見えるのは札幌市街ですが、霞んでいます。この場所でくっきりした写真を撮るのは条件が沢山あって難しい。
札幌市街に向かって、2004/7/25 Nikon D70 駐車場の方向に向けて、2004/7/25 Nikon D70

Googleマップ

 
※幌見峠は、とても道幅が狭く、曲がりくねった急な坂が連続する小さな峠なので運転には気を使います。峠近くに行くと「ラベンダー」の標識が出るのでそれに従って下さい。
※駐車場は有料で300円、18時からは500円の駐車料金を支払えば、夜景が眺められる夜景展望駐車場へ行くことができます。フロントガラス越しに夜景が広がり、まるで夜景シアターを楽しんでいるような気分になるかも。
 
 

日本でのラベンダー栽培

ラベンダーは昭和12年、曽田政治さんがフランスから持ち帰った種子を日本で初めて香料の原料として栽培を始め、昭和30年代がラベンダーの最盛期だったようです。 「道立中央農業試験場畑作部畑作第2科」のラベンダー「中咲2-2」に関する試験成績(新品種名「はなもいわ」)にこんな記事が載っています。
・育種目標
  香料作物として将来有望視されているラベンダーの有望系統を選抜し新品種育成に供する。
・来歴
  昭和12年曾田香料KKがフランスから種子を導入し、その後昭和26年より系統を選抜していたがこの中10系統につき昭和34年以来曾田香料KK札幌農場において現地試験として系統比較試験を行い、昭和39年「ようてい」「おかむらさき」を優良品種として決定したが8系統について、更に中央農試畑作部圃場において昭和37年より選抜してきたものである。
詳細はこちらのページを見て下さい。
 

ラベンダーの効能

・ラベンダーは清純な香がする植物でその香は持続した防虫効果がある。
・ラベンダーオイルは室内の不快な臭いや悪臭の消臭、虫刺され・火傷・刺し傷などの鎮痛・沈静に有効。
・マッサージオイルに混ぜたものは、リューマチ、不眠症、うつ病などの芳香療法の際や筋肉のマッサージに使用。
・リラクゼーション効果だけでなく、自律神経や生体リズムを整え、未病対策のひとつとして重要な働きを持っている。
・美容にはラベンダーの花でニキビの消毒用のトニックウォーターを作る。
 

ラベンダーの栽培

インターネット情報によると
・ ホームセンターや園芸店でラベンダーの種は手に入るがほとんどの場合品種がはっきりしていない。
・播種から開花まで早くとも丸一年はかかるのですぐに楽しむことが出来ない。
・北海道で一般に流通しているのが早咲きと呼ばれる濃紫3号(色が濃い)と遅咲きと呼ばれるおかむらさき(色が薄い)で、色の濃い早咲きの濃紫3号に人気がある。
・他の品種に比べて強健、耐暑性に優れた濃紫3号から始めるといい。
とあります。
と言うことは7月に咲くラベンダーは紫色の濃い濃紫3号と呼ばれているものなのでしょうか。これまで写して来たラベンダーは全部7月撮影になっています。

ラベンダー関連ページ

富良野のラベンダー (ラベンダー畑で有名な中富良野町ファーム富田のラベンダー見頃時期予想用に作成したページ)
 
 
トップページに戻 る
Copyright(C) Owlnet All Rights Reserved.