北海道の紅葉
 
北海道の紅葉名所でこれまで行った事のある場所の位置と写真を札幌を中心にお届けします。紅葉は年毎で大きくばらつき、綺麗な赤にならなかったり、赤になる前に枯れてしまったりするものなので、行って見てがっかりと言う事は良くあります。
従ってここに載せている写真も傑作と思えるものは殆ど無いのですが、その時の情景を伝える意味と今後の可能性を期待して載せました。これらの中で北大の銀杏並木と西岡水源地公園は比較的安定しています。これは紅葉と言うよりむしろ黄葉なので、年毎のばらつきが少なく済んでいるものと思われます。

札幌エリアの紅葉

   
北海道大学構内の銀杏並木、2000/11/4、Fuji FinePix1400Zoom
札幌市民が手軽に行ける場所としてはここが一番の人気スポット、従ってこの時期になるとテレビで取り上げられるので、それを待ってから行っても遅くない。ここへはこの後、一度だけ行った事があるが、大体こんな風であった。北大へは歩いて行ける範囲に住んでいるので、今年は散歩がてらに行って見ようと思う。  
 
   
北海道大学構内の紅葉、2007/11/4、Canon PowerShot A700
銀杏並木が歩行者天国になる今日も朝から快晴、またまた行って来ました。昨日テレビで放映されたので既に行楽客で満杯。前回行かなかったポプラ並木が予想に反して良かったのが今回の収穫。左:農学部の蔦、右:ポプラ並木
 
   
西岡水源池公園、2006/10/26、Canon PowerShot A700
ここへは春の水芭蕉と秋の紅葉が毎年の定番、水源池回りの紅葉はその年によって出来が違うが、駐車場近くのものは当たり外れがあまり無いように思える。今年も多分、写真のようになるのでは。
 
西岡水源池公園、2015/10/23、Fujifilm FinePix HS20EXR

 
真駒内曙公園、2007/10/24、Canon PowerShot A700
西岡水源地公園に行く途中の小さな公園。ここはいつも通り過ぎるだけで立ち寄った事はないのだが、赤があまりにも美しいので帰りにちょっと寄って写して来ました。 
真駒内公園、2015/10/17、Fujifilm FinePix HS20 EXR
真駒内公園の紅葉は時期が合えばとても綺麗になると言う事は以前から分かっていましたが、なかなかそのチャンスに巡り合えず良い写真が撮れずにいました。さて今年はどうなんだろうと余り期待せず行ったのですが、快晴に恵まれて、前のより綺麗な写真が、撮れたので更新することにしました。
 
   
定山渓二見吊橋、2004/10/8、Nikon D70
定山渓の二見吊橋の上から写したものですが、紅葉には少し早かったようで、赤みが不足しておりました。そのあと、2006年にも行って見たが、同じであった。一番いい時でどんな風になるのかしら?
 さっぽろ湖、2006/10/10、Canon PowerShot A700
定山渓レイクラインを朝里方面にかなり行った所に展望台があり、そこの遊歩道で写したもの。地図を航空写真に切り替えて見るとその場所を特定できます。また定山渓ダム近くにある小樽内発電所に行く途中にも紅葉の綺麗な所があります。
 
野幌森林公園、2008/10/13、Canon PowerShot A700
これまで野幌森林公園に紅葉を求めて行った事は無かったのですが、ブログで今が見頃との情報を得たのと天気がとても良かったので、行って見る事に。連休最終日とあって、入口近くの道路には路上駐車が一杯、ダメかなと思いつつ大沢口駐車場に行ったが運が良く駐車できた。どのコースが良いのか迷ったが、「カツラコース」を選択。これが正解だったようでコース中、何箇所か結構きれいな風景に巡り合えた。
 

小樽エリアの紅葉

   
手宮緑化植物園、2002/11/4、Fuji FinePix1400Zoom
 
手宮緑化植物園、2001/10/27、Fuji FinePix1400Zoom
 
  左の写真:
長橋なえぼ公園、2006/10/21、Canon PowerShot A700

なえぼ公園へは紅葉の好い時期に行った事がなく、いつもがっかりして帰って来ます。これは左の写真を見ればお分かりになるでしょう。

小樽は自宅(札幌市北区)から車で50分程度なので、良く行きます。お目当ては公園での散歩と「かま栄」での買い物。紅葉は公園の他、ドライブ途中の山々でも見られますが、本当に綺麗だと思ったのは5年に一度くらいなもの。今年はどうかな?

長橋なえぼ公園、
2007/10/26、Canon PowerShot A700

昨年よりかなり好いのが撮れたのでアップすることにしました。場所は上と同じ駐車場近くの紅葉ですが、今年は昨年より紅葉の進みが遅かったようで、結構楽しめました。

しかし遊歩道は晩秋と言った感じで、ほとんど人影も無く寂しかったです。(車は数台駐車していましたが実際に会った人は二人だけ。)
 

北広島エリアの紅葉

   霜葉は二月の花よりも紅なり (「山行」杜牧より、霜葉紅於二月花、霜叶?于二月花)
   
   
   
旧島松駅遁所、クラーク博士記念碑、2006/11/4、Canon PowerShot A700
規模は小さいが綺麗さの点ではここの紅葉が良かった。 もし未だ行った事が無いならば一度は訪れて見たい穴場的存在。札幌からだと国道36号線で行くのが簡単。恵庭手前の上り坂中ほどの「島松沢」と言う標識で右折、そして坂を下りると、国指定史跡で明治6年に設置された「旧島松駅逓所」があります。またそこには「Boys, be ambitious. (少年よ大志をいだけ)」で有名なクラーク博士記念碑もあり、周辺を散策できるようになっております。
   

夕張エリアの紅葉

   
滝の上公園、2004/10/14、Nikon D70
ここへは何回か行っているが、何れもイマイチの紅葉。その中では2004年のが良かったので載せることに。いい時は全体がもっと赤くなるはず。いつそうなるかは不明。今年の場合は誰かのブログを見てから決めようと思う。
 

長沼・栗山エリアの紅葉

   
馬追自然の森、2005/11/6、Fuji FinePix1400Zoo
札幌近郊で紅葉の名所をインターネットで探していたら、ここに辿り着いた。場所は長沼と由仁を結ぶ道路途中にある馬追自然の森散策路。ここは知名度が低いので誰もいないだろうと思って行ったが、予想に反して同じくインターネットを見て来たと言う人に出会った。紅葉は綺麗だと言うので、散策路を歩いて見ることに。我ら夫婦だけで散策路を上るのは何か不気味なものであるが、部分的に紅葉しており、それなりに楽しめた。
行き方のポイント: 馬追鉱泉の看板(道路左側)の約100m手前に上の様な看板(道路右側)がありますが、見落とし易いので近くに来たら減速するといいでしょう。なお駐車場は案内板からちょっと上がった所にあります。
 
栗山・ファーブルの森、2008/10/21、Canon PowerShot A700
この時期になっても未だ間に合う紅葉狩りに思いを巡らしていたら、ふと「ファーブルの森」を思い出した。ここはかつて栗山公園の御大師山を散策したとき、「ファーブルの森こちらです」と言う立て看板を見かけたが、疲れていたのでパスした所。雰囲気からして綺麗な紅葉になりそうな場所なので行って見ることに。「ファーブル森観察飼育舎」はちょうど定休日に当たり見学できなかったが、紅葉の方は何とか間に合った感じ。
 
 

胆振エリアの紅葉

 
登別温泉地獄谷、2001/9/26、Fuji FinePix1400Zoom
大滝で三階の滝を見学後、北湯沢、オロフレ峠経由で登別温泉へ。途中、オロフレ峠では霧に遭遇、ここは霧の発生し易い場所である事はあとで知った。これまで山道での霧には何度も恐い目に遭っているので、次回は止めておこう。登別温泉での紅葉はたまたまそうなっていたと言うのであって、目的は台湾観光客に対する取り組みの取材。手始めに中国語での案内標識や観光パンフレットを探して見たが、上の写真程度。あれから6年が経過しているので今はお店の中でも中国語が聞けるかも。この看板から中国語でバスは「公共汽車」、韓国語では??だと分かる。
 
 
洞爺湖温泉の紅葉、2002/10/20、Fuji FinePix1400Zoom  有珠山の噴煙、2001/6/16、Fuji FinePix1400Zoom
有珠山が噴火したのは2000年だが、この噴煙見学に洞爺湖に行って見たのが翌年の6月。このあと、遊歩道が整備されこの噴煙が観光名所となった。そして噴煙その後と紅葉見学を兼ねて再度洞爺湖に行って写したのが左の写真。この時は噴火から2年以上経過していたので、噴煙の方も少し収まっているように感じた。
 

日高エリアの紅葉

   
平取町竜門峡、2000/10/13、Fuji FinePix1400Zoom
沙流川上流は竜門峡・千呂露峡・轟ガロウ等のような渓谷と両岸を覆う森林美、幌尻岳・千呂露岳や貫気別山等の山岳景観で構成されています。私の少年時代、この沙流川沿いにある振内と言う所で暮らしたことがあり、紅葉と言えば上岩知志ダムが特に有名だった。それがこの竜門峡と言われている所だとはこの時知った。行きは日高経由で帰りは振内・幌毛志・穂別経由で帰って来たが、振内の街並みは昔とほとんど変わっていなく、当時の駄菓子屋、書店、洋品店、魚屋などがそのまま営業をまだ続けていたのだった。
 

大雪山エリアの紅葉

 
  
赤岳、2000/9/21、Fuji FinePix1400Zoom


紅葉巡りと称して、層雲峡、赤岳、然別湖を1日で回ってきた。札幌からだと遠い所なので600km近くも走った。未だ若かったから元気が良かったんだね。今なら止めときましょうだ。ここに載っている銀泉台ヒュッテは2006年から施設の老朽化と林野庁の経費節減で営業中止となったはずなので、この建物は過去のもの。

紅葉自体はそれなりであったが、遥か彼方には羅臼岳と言った山々が峰を連ね、とても雄大であった。

「銀泉台ヒュッテ」メモ:木造平屋約230㎡、収容人数35人で年間利用者は600人前後、ピーク時と比べると二割以上も減少。トイレ・水道については今後も使用できるとのこと。

Googleマップ


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ドラッグ・ダブルクリック、地図左上のコントローラーで位置の移動・拡大・縮小、地図右上の写真は航空写真

3夕(セキ)の歌

寂蓮法師:寂しさは その色としもなかりけり 槙立つ山の 秋の夕暮れ 
藤原定家:見渡せば 花も紅葉もなかりけり 浦の苫屋の 秋の夕暮れ 
西行法師:心なき 身にもあはれは知られけり 鴫立つ沢の 秋の夕暮れ

観楓会

観楓会(かんぷうかい)とは、読んで字のごとく楓などの紅葉を鑑賞する集いのことですが、北海道に於いては秋に催される懇親会を指してこう呼ばれます。宴会が目的なので温泉宿などに一泊する事が多かったが、今はどうなんでしょう。なお純粋に紅葉を鑑賞を目的とする場合は「紅葉狩り」と呼んで区別しています。

観楓図屏風

観楓を調べていたら観楓図屏風と言う言葉に出合いました。これは小学館国語辞典CD版によると「狩野秀頼筆の屏風画。六曲一双。紙本着色。高雄の紅葉時の行楽風俗を描いた作品で、近世風俗画のさきがけといわれる。国宝。」とのことです。
●東京国立博物館「観楓図屏風」へ
●高雄・洛北の紅葉はこのサイトのものを見ると大体分かります。
 
 
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